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あなたが融資を受けるならばココだ!資金0からのスタート

若い人が自分で起業すると聞くと、頼もしくもあり楽しみでもあり、でもどこか心配なところもあって見守りたい気持ちになってきます。ましてや資金0でスタートしようとする人には、応援したい気持ちも湧いてきます。でも実際には、もしもそのような人を融資によって応援しようと思ったら、甘い気持ちだけでは無理なのかもしれません。金融機関では気持ちの上では起業家を応援したくても、融資を断ることによって、その計画の欠点を指摘している場合もあると考えられます。

融資を受ける金融機関には、いくつかの種類があります。都市銀行、地方銀行、信用金庫や信用組合、そして政府系銀行があって、それぞれ融資の審査には特徴があり、それに応じて審査に通りやすい傾向があるのです。このようなことに全く頓着なしに融資を受けようとしていたのであれば、相手側を分析するようにすることで、審査も通りやすくなってくるかもしれません。

大手の都市銀行は、良くも悪くもルール通りで保守的な傾向がありますので、「資金ゼロでがんばります!」と熱意で押しても無理な面があるかもしれません。地方銀行であれば、地元の人脈やパイプにも敏感だという特徴もあります。事前に地元出身者から話を聞いたり、顔つなぎをしてもらうといった下準備も大切です。信用組合や信用金庫も似たところがありますが、やはり人間関係は大きいようです。融資の審査以前に、担当の人によく理解してもらうことが重要でしょう。また、いろいろな意味で地元とのつながりの濃い地域では、その起業内容が地元への貢献度が高いことも、高い評価に繋がってきます。そして政府系銀行は、計画内容によってその将来性が大きく買われると言われています。

もちろん、事業計画がしっかりしていることや、実務経験があることなど、一定の条件は満たしている必要があります。その上で、自己資金ゼロで勝負をかけることを評価してくれるとしたら、案外政府系銀行がいいのかもしれません。しかし、人間関係を作っていくのが得意な人であれば、地元密着系の地方銀行や信用金庫も十分に脈ありでしょう。

もしも自己資金ゼロを理由に融資を断られることがあったとしたら、その理由を真剣に理解しようとする姿勢も必要かもしれません。自己資金ゼロからのスタートが、果たして熱意の現れなのか、あるいは計画性の無さや甘さの現れなのか、そのどちらかを決めるのは、その事業計画の内容かもしれないのです。

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